土呂のブログ

2026.06.29
街に出る

6月半ば、園の壁面にもうすぐ近づく七夕についての壁面が飾られはじめた頃、それをきっかけに七夕という行事や空への興味が広がるようにと、Haku(5歳児クラス)の子ども達は、電車に乗り、JACK大宮の宇宙劇場のプラネタリウムに出かけました。

また、社会で生きていくために必要な経験として、自分で切符を買ったり、改札に切符を通したり、友達と一緒に電車に乗る中での経験もしました。

はじめてのこと、初めての場所を不安に思うことは当たり前のこと。

その不安を少しでも楽しいことにして欲しいと、事前の下見で行った宇宙劇場の星座の写真をクラスに貼ることで「知っているもの」があることへの安心感を持てるようにしました。

そして、前日には土呂駅に散歩に出かけ、券売機や改札の様子を見学して、駅を利用することへの見通しを持てるようにしました。

そんな毎日を重ね、当日がやってきました。

当日はあいにくの雨。

レインコートにあたる雨音を感じ、水たまりをよけながら歩くこと10分弱。

「テルテル坊主作らなかったから雨なのかな?」とつぶやく子。

「先生の傘から雨が落ちてくる」と雨粒を楽しみながら歩く子と様々。

この時間も子ども達にとって特別な時間だったようです。

駅に着くと、大人と子どもの切符の違いを教えてもらい、一人ずつ切符を選び、それを手にすると子ども達は切符の数字を眺めたり、「自分だけのもの」に特別感を感じたり、「切符入れたら手も入っちゃうのかな?」と不安に思ったりと切符1枚に心を動かしていました。

そして、改札を通りホームに降りると様々な通過する電車に手を振り、混雑する電車に乗り込みました。

大宮駅に到着すると、少し安心した様子を見せつつも、たくさんの人の波に流されないように一生懸命歩きました。

歩く道中に見つけるお店を眺める余裕も少し出てきたころ、目的地の宇宙劇場に到着しました。

宇宙劇場につくと早速星座表をみつけ「これだ!」と大喜びの子ども達。

ある子の「みんなで写真撮ろうよ」との声にみんなで記念写真を撮ることにしました。

そしてい、よいよ劇場の中へ・・・宇宙を思わせるような薄暗さと急な斜面に作られた座席、そして天井には大きなスクリーンに「わ~っ」と驚き、「楽しみ!」とワクワクする子、また「ちょっと怖い」と伝えてくれる子もいました。

今回は幼稚園や保育園団体への特別鑑賞という時間の為、進行役の方の言葉に子ども達が応えながら進める形でプラネタリウムがはじまりました。

大きな天井に広がる今日の夜空から月や星の話を聴いたり、変化する夜空を眺めたり、七夕の物語を観ました。

七夕のお話が始まると「保育園と同じだ」とその経験を思い出したり、歌を口ずさんだりしていました。

そして、プラネタリウムが終わると、「楽しかった」、「おうちの人にも教えてあげよう」、「また、来たいな」と子ども達。

子どもたちに、「『また、来たいな』、『楽しかった』と思ったら、ありがとうございましたってご挨拶して帰ろうね」と声を掛ると、それぞれが、劇場の方にご挨拶をして、その場を後にしました。

そして帰り道。

子ども達にとってもう一つのお楽しみ。

自分で切符を買う経験をしました。

ひとりずつ、お金を入れながら切符を購入。

自分で買った切符を友達と見せ合いながら過ごす子ども達の表情から、朝の切符よりもより特別感を感じた経験だったように思います。

園にかえってきた子ども達に今日の一日を聞いてみると、「月や星が大きくなったりするのが楽しかった」、「たくさんの電車見れて楽しかった」、「ドキドキしたけど面白かった」、「切符入れるのがちょっと緊張した」など、様々な心が動いたことがうかがえました。

七夕の行事をきっかけに、「プラネタリウムを観に行く」という経験。

その興味の世界の広がりを求め行う行事でもある一方で、電車の乗る経験や公共の場でのマナー、臨機応変に受け答え、行動する力など、社会で出るからこそ経験する学びはたくさんあります。

経験こそ学び・・・・これからもこのような時間を大切にしていきたいと思います。