土呂のブログ
- 遊びへの願い
玄関の装飾に織姫と彦星が現れ、子ども達の気持ちが七夕へと動いていきました。
毎日のように、その装飾の物語が進むことに気づき、「今日はどうなっているかな?」と楽しみ、おうちの方と話しながら登園することが増えていきました。
そして、子ども達はその物語に興味を持ち、遊びの中に七夕の世界を取り入れはじめました。
乳児の子ども達は、七夕をより身近に感じられるようにと、歌の歌詞に出てくる「サラサラ」とい言葉を遊びに取り入れ、本物の笹に触れることでその感触を感じ「笹」や「サラサラ」という表現を身体で感じながら、七夕の世界を遊び始めました。



また、壁面の物語に沿ってそのストーリーをわかりやすく保育者に伝えてもらうと、どの年齢も子ども達も七夕にまつわる言葉、登場人物、由来を知り、七夕の歌を口ずさんだり、自分たちが織姫や彦星となって遊んでみたり、散歩先でその登場人物を探したりと、いつもの遊びに「七夕」というエッセンスを入れ、その子なりの遊びを楽しんでいました。




7月7日が近づき、七夕のことを知り始めると、七夕には笹飾りや短冊を笹に飾り、その飾りに願いを込めることに気づきました。
ルアナ保育園の短冊は、「叶うかもしれない願いを書く」というものではなく、「願いが叶う経験」として欲しいという思いがあります。
その為「保育園で叶えたいこと」を短冊に書ことにしています。
そこで、今年はまず、全てのクラスで子ども達一人ひとりが興味をもっていることや、繰り返していること、そして楽しんでいることを日々の保育の中から保育者がそれを受け留め、対話をし、その子の「あそびへの願い」を語り合いました。
そして、その子の遊びの姿から「もっと楽しみたい」「やってみたい」をあそびへの願いとし、一人一人と、対話しながら「保育園でもっと○○できますように」として短冊に書き、それぞれの笹に飾りました。




また、その願いが叶うようにと、乳児クラスは星に願いを込め一緒に、笹に飾りました。
幼児クラスはハサミや折り紙を使い、七夕ならではの飾りを繰り返し作ったり、短冊を書くことで文字に触れる経験もしました。




そして、迎えた七夕当日、歌うことが大好きなHoi(3歳児クラス)の子ども達は、今日もまた七夕の歌を楽しそうに歌いながらすごしていました。
また、ごっこ遊びが大好きなAlo(4歳児クラス)の子ども達は、織姫になり機織りごっこをしたり、大型のブロックに笹飾りをつけ、七夕バイクを作りそれに乗り、ブルーシートの天の川を渡りたいという願いを叶えて遊び続けていました。


Haku(5歳児クラス)は七夕にちなんだ給食を配膳すると、ある女の子が「今日は七夕だから、いただきますの代わりに願い事をお願いするといいね」と話してくれ、それぞれが願いを言葉にしてから食事が始まりました。
また、午睡明け、毎日のように玄関にきては、この物語を楽しんでいたKai(2歳児クラス)の子ども達は、玄関の装飾に天の川にカササギの橋が渡り、織姫と彦星が出会えたことを知ると、「ヤッター」と自分事のように喜んでいました。


七夕を過ぎ、子ども達は七夕の余韻に浸りながら日々の遊びを楽しんでいます。
そして、保育者と対話をしながら願った短冊の願いを自ら、「遊びたい」、「もっとやってみたい」と遊び続け、その願いを自らの力で叶えており、改めて子どもの持つ無限のエネルギーを感じています。
こどもの遊びへの願いや思いを理解し、丁寧に読み取り、それを叶えるための環境を私たち保育者が整え支えること・・・これがルアナが考える主体的な保育です。
ルアナで過ごす乳幼児期は、日々の遊びの中で叶えたいと思う願いが、自分の力や誰かと協同することで叶うという経験をたくさん重ねて欲しいと思っています。
そして、その経験が、いつか叶えたい夢や希望を持った時、「自分はそれを実現する力があり、未来を創る力がある」という自己肯定感を持ち、その夢を叶える力となって欲しいと願いっています。





