浦和のブログ
- 伝える
今週は園医さんによる健康診断がありました。
保育園の生活は日常。
そして年に2回のこの健康診断は非日常・・・こんな非日常は子どもたちにとって不安になるものです。
そんなときは・・・・
こんな風に集まって子ども達にこれから起こることを伝えています。
Ulu(1歳児クラス)とKai(2歳児クラス)の子ども達とこの時間を「かいぎ」とよんでいます。
テーブルと椅子を準備して「かいぎしよう」と声をかけると一人、またひとりと子ども達が集まってきます
そして「これから、○○会議を始めます」と伝えると何故か拍手。
そして「よろしくお願いします」とご挨拶すると「おねがいしま~す」と子ども達。
教えた訳でもないのに「あいさつ」を覚え、皆で一緒に過ごすこの「かいぎ」ことの楽しみにしているようです。
その後、遊びながら聴診器で何をするのか、口を開けて何をするのかなどを伝えました。
子ども達は「わかった!」とこれから起きることの見通しがついたようです。
時間にすると2,3分の出来事。
「これでかいぎはおしまいです。お疲れ様でした。」と声をかけると「おつかれさまでした」とご挨拶。
また自分の遊びに移っていきました。
そして食後・・・園医さんが来園。
「お医者さんがきた」と子ども達。自ら集まってきました。
始まるとちょぴり不安になり「チックン(注射)する?」と確認する子。
「今日は何するんだっけ?」と聞き返すとしばらく考え「しないよね」と・・・さっきの話を思い出し安心した様子です。
その後はお友達の様子を見ながら自ら園医さんの前に座り健診を受けていました。
この「かいぎ」は行事や遊び、日々の暮らしの中で時々開催されます。
楽しいこと、新しく始まること、不安になることも顔を見合わせながら「伝える」ことで、より楽しさが倍増し不安が安心に変わります。
また「かいぎ」という経験で子ども達は、友達や先生と心を通わせて話すことを経験し、「対話する」ことの楽しさを学んでいきます。