浦和のブログ

2022.02.10
たまねぎ

ルアナ保育園の保育目標には、「食べることを楽しむこども」というものがあります。

今日はそんな「食育」への取り組みのお話です。

食材への興味が見られるようになってきたことをきっかけに、「今日の給食」に出される「玉ねぎ」に触れるという経験をしてみることにしました。

まず前日から、子ども達に見つけられる場所に玉ねぎを置いておくと、すぐに「玉ねぎあるよ」と先生に話すお友達もいました。

そして当日、皮をむいてみることを提案すると、「やってみたい!」とワクワクする子ども達。

玉ねぎの皮をむくには、想像以上に指先の力や技が必要です。

手伝ってもらったり、自分で試行錯誤しながらゆっくりと時間をかけて取り組んでいました。

そして、ツルっとむけて白い肌がみえると「できた」となんとも言えない表情を見せてくれました。



実際にむいた玉ねぎは、ナイフで切りその断面を眺めたり匂いを嗅いでみたり・・・

「くさい」「すっぱい」などなど、思い思いの言葉を口にしながら触れてみました。



むいた玉ねぎは、いつも給食を運んでくれる三上さんに「給食先生に届けてね」と手渡していました。



その後、届けられた今日の給食メニューの中に玉ねぎを見つけ、「甘い」といつもよりもすすんで食べていたように思います。

今日の経験が食材に興味を持つきっかけとなり、食べることへの興味や楽しみにつながっていきます。

そして、「おいしく楽しく食べる」ことが出来るようになると、「残さず食べよう」という意識を持てるようになります。

将来一人ひとりが「もったいない」を心から感じることできるように・・・・

そして、それがやがて「食品ロス削減」を当たり前に思い、「楽しく食べること楽しむ子」に育っていくことを願っています。