浦和のブログ

2023.02.13
想像と創造

「先生!ゆき、見たい!」朝のおやつの後にそう話してくれたUlu(1歳児クラス)のお友達がいました。

ドアを開けると空からは真っ白な雪が落ちてきました。

その様を眺めながら「触ってみたい」と思わず口にする子ども達。

「どうする?」と相談。

「お皿に集めればいいよ」とKai(2歳児クラス)のお友達がお皿を持ってきてくれました。

そのお皿は保育園の裏にある通路に置いて「雪集め」をすることになりました。

時間が経つにつれ、強くなる雪を見て「おそと、行きたい!」と子ども達。

今度は雪に触れに行くことになりました。


地面を踏みしめその感触を確かめる子。


はじめての雪に恐る恐る触れてみる子


指でなぞる子。


ゆきだるまを作ってみようとする子。


お部屋に戻ってきた子ども達は、「冷たかった」「痛かった」「楽しかった」「面白かった」とそれぞれの言葉で雪の話をしてくれました。

そして昼寝明け、「雪集め」で集めた雪のことを思い出した子ども達。

今度は、温かいお部屋の中で集めた雪を使って遊ぶことになりました。


サクサクと鳴る音を試したり


思い思いの道具を持ちよりそれを使いじっくりと素材と向き合い、自分なりの遊びを創り始めました。


ふわふわと舞い落ちる雪景色はとても幻想的。

子ども達はこの景色を眺めながら様々なことを思い、想像したことでしょう。

しかし実際に触れてみると、思わず身震いするほど冷たくて硬くてすぐに溶けて消えてしまうものでした。

そして再び集めてみれば音が鳴り、道具を使うことでその性質を感じさせてくれ、それぞれの遊びへと向かわせてくれました。

雪の一日を過ごしたルアナの子ども達。

子ども達が「想像」した雪は本物に触れることで「創造」の世界を広げてくれていたように思います。