浦和のブログ
- 節分
2月2日が近づき、節分という行事に自ら気づくようにと壁には色とりどりの鬼が飾られました。
朝の支度をしながら気づいた子どもたちは、思わず足を止めて壁をじっと見つめ、「おにだ!」と指をさして嬉しそうに声をあげていました。
この鬼はその存在に、恐怖心を抱かないようにと、ユーモラスで親しみやすい表情で作りました。
その為、子どもたちはその表情に安心し、「このおにさんかわいいね」「パンツはいてるよ」と友だち同士で楽しそうに話していました。
そして、鬼の壁面の前に座っては、じっくりと眺め、その表情を真似、いつのまにか鬼と友達になる子ども達の姿がありました。


また、「鬼のパンツ」や「まめまき」の歌にあわせて、保育者がリズムに合わせて元気に踊り出すと、子どもたちもその楽しさに引き込まれ、体を揺らしたり、手を叩いたり、一緒に歌ったり踊ったりしました。
こうした環境やあそびを重ねることで、自然と節分の世界への興味が膨らみ、子ども達の心がその世界に引き込まれていきました。
そんな中、壁には毎日のように、なき虫鬼、怒りんぼ鬼、いじわる鬼、なまけ鬼、風邪ひき鬼、ねぼすけ鬼と、個性豊かな鬼たちが増えていきました。
毎日のように、様々な鬼が登場すると、子どもたちは「今日はどの鬼かな」とワクワクしながら壁を見上げました。
そして、「おなかのなかにおにがいる」という絵本や、先生達から教えてもらった自分の中にいるかもしれない「おに」を知り、壁の鬼たちの表情や特徴をじっくり眺めながら、子どもたちは自然と自分の気持ちと重ね合わせ、自分の心の中にいる“追い出したい鬼”を見つめようとする姿がありました。
この時間は子ども達にとって、鬼と仲良くなりながら、自分の気持ちとも向き合う、そんな時間が続いているかのようでした。


そして、節分当日、子どもたちは自分で作った鬼のお面をかぶって鬼になってみました。
「みんなのお腹の中にいる悪い鬼を追い出そう」と声をかけると、元気いっぱいに豆まきが始まりました。
さらに、節分には欠かせない柊鰯(ひいらぎいわし)のお話も聞きました。実物を見たり、匂いをかいだりすることで、「チクチクしていやなんだよ」「お魚のにおいが苦手なんだって」と柊鰯について、新しい気づきがあり、節分の意味をより深く知る時間となりました。
たくさんの学びの後には「悪い鬼さんが入ってこないように」と、みんなで玄関に柊鰯を飾ることもしました。




こうして、「鬼」に気づくことから始まった節分という行事は、子どもたちの心の中に少しずつ広がり、毎日の遊びや会話の中にも自然と“鬼”という存在が登場するようになりました。
そんな中で、鬼を怖い存在としてではなく、親しみを持ち仲間のように関わる姿に、子どもたちの柔軟な心を感じました。
また、翌日には公園で春の気配を見つけ、嬉しそうに教えてくれる姿もありました。
子ども達は、節分をきっかけに、その行事に触れ、節分という季節の移り変わり目を感じることで、子どもたちはまたひとつ新しい世界を学んだようです。
これからも、子どもたちが季節の行事の中で楽しさの中から、新しい気づきやその興味を広げ、新たな世界を学べるよう日々の保育を大切に積み重ねていきたいと思います。


