土呂のブログ
2024.05.08
- こころの経験
雨の日にクレヨンや絵の具で遊んだ跡。
それぞれのあそびが「こいのぼり」となって園内を泳いでいます。
Hoi(3歳児クラス)とAlo(4歳児クラス)の子ども達は、もうすぐやってくるこどもの日を遊びの中で知り、自分なりのこいのぼりを作っては園の中に飾ったり
新聞紙の「かぶと」をかぶり、今日の日までを楽しみ続けました。
そして、今日はちょっと遅れてルアナ保育園の子どもの日の集い。
「こどもの日の由来を知り,菖蒲に触れたりその雰囲気を心地よいと感じたりする」というねらいのもと、各クラスごとに「菖蒲湯」に触れる経験をしました。
すっぽりと入ってしまうほどの大きなたらいに背丈よりも高い菖蒲の葉。
「何だろう?」「こわい?」「イヤかな?」「大丈夫かも?」・・・はじめての菖蒲の葉に緊張していました。
しかし、「何だろうね」「しょうぶっていうんだよ」「いい匂いするかな?」と、それに触れる先生の姿に少しずつ安心してその気持ちは「触ってみたい」「やってみたい」という気持ちに変わっていったようです。
その後は、自分なりの「大丈夫」の場所から参加する子もいれば、先生と一緒に足を入れてみたり思わず座り込む子のいれば、「楽しそうだけどやっぱりイヤかも?」と険しい顔をする子もいました。
「心地よい」を知るには、その反対の心を知ることもとても大切です。
どんな気持ちも、その子にとって大切な心の経験のひとつ。
「やってみたい」という気持ちを持つには、「やってみたくない」という気持ちも大切にされること。
どんな心も大切にしてもらいながら、あそびを通してこうした様々な心を経験して欲しいと思います。
菖蒲湯に触れた子どもの日。
ルアナの子ども達の心も身体も健やかに育つことを願っています。