浦和のブログ
- 振り子
「恐竜の帽子がなくなっちゃったんだよ!」、「本部にあるんだ!」、「取り返しに行くんだ!」
この一大事を真剣に話してくれたKai(2歳児クラス)のお友達・・・、これはハロウィンの朝の出来事です。
大好きな恐竜やプリンセスに変身するハロウィンを楽しみしていた子ども達。
ところが、ハロウィン前日、お昼寝から目覚めると恐竜の帽子とプリンセスのティアラがなくなっていました。
どうやらこれはおばけのいたずら。
その帽子やティアラはルアナ保育園の本部にあるとのこと・・・。
そこでそれらを受け取りに本部へ行き、本部の方とハロウィンを楽しんでこよう・・・、というのが今年のハロウィンのストーリーでした。
本部への道中は、「帽子は本部にあるのかな?」、「ハロウィンの合言葉はなんだっけ?」、「どんなお菓子かな?」などとおしゃべりしがら、ソワソワ、ワクワクしながらの時間が過ぎていきました。
そして、本部につくと帽子やティアラを見つけて、「あった!」と早速、帽子とティアラをかぶり満足そうでした。
その後は、本部でのハロウィンのやりとりがはじまりました。
合言葉を必死に伝える子
楽しみながらお菓子をもらう子
はじめての出会いに緊張する子
様々な心が動いた時間でした。
園に帰ってからは、ハロウィンメニューの給食やおやつを食べ、1日を通じてハロウィンを楽しみました。
ワクワクやドキドキ、楽しさや嬉しさ、緊張や不安、快と不快の感情をたくさん感じながら、子どもの心はいつも振り子のように揺れています。
共に過ごす中で、その揺れる心を保育者や友達と共にして、支えてもらうことで子どもの心は育っていきます。
沢山の心を揺らした1日・・・、おうちに帰って話した今日は「楽しかった」に溢れていたようです。
日々の出来事の中で振り子のように揺れるたくさんの気持ち。
それを共に感じ、支えてもらいながら育つ子どもの心。
豊なあそびの中でたくさん経験して欲しいと思います。