浦和のブログ
2023.10.24
- 心の育ちと身体の育ち
外遊びが心地よい季節になってきました。
「今日のお散歩はどこかな?」朝のあそびやおやつの時間に、こんな声が聞こえてきます。
「仲町公園でブランコする?」、「いいね。ブランコやりたい」、「お砂場もいいよね」と子ども達。
この日は、ブランコや砂遊びに夢中になる子ども達の姿から、仲町公園に行くことにしました。
また、ある日は近隣の保育園で見た運動会の玉入れの様子から、「運動会したいな」とつぶやくKai(2歳児クラス)のお友達。
早速、手作りの玉を準備して、その保育園の隣にある浦和中央広場へ出かけていき玉入れを楽しみました。
また、全身を使って遊ぶことを求める子ども達の姿から、鹿島台公園や階段のある市役所広場に行く日もありました。
日々の保育には、カリキュラムという計画があります。
その計画をもとに、とりとめもない出来事や子ども達との何気ない会話、そしてつぶやき・・・、そんな瞬間を丁寧に紡ぐことで、子ども達は自分を「主体」として感じ、自ら動き始めます。
また、自分を主体とした「自分がやりたいこと」の詰まった場所でのあそびは、一人ひとりの「もっと知りたい」、「もっと出来るようになりたい」に溢れており、心をたくさん動かすことができます。
その自ら動いた心は、やがて「あそび」となり、その子の身体を自然と動かしてくれます。
子ども自身が自ら心を動かし、何かをはじめ、それに取り組み、新たな世界を切り開いていく。
こんな経験を積み重ねることが、その子の原体験として心と身体に留まり、生きる力へと繋がっていきます。