浦和のブログ

2024.03.11
育つ種。そして・・・

Kai(2歳児クラス)の5人は3年間、たくさんのあそびを通して心と身体を大きくしてきました。

そして、今日は令和5年度のおめでとうの会。

そんな子ども達が保育園で楽しんだあそびをおうちの方と共に楽しみ、その成長を間近で感じて頂きながら、子ども達が新しい世界へ巣立つことをお祝いする日でした。

毎日のお散歩でどんぐりや枝を拾いお土産として持ち帰った日。

一年を通じて繰り返し楽しんだ小麦粉粘土。

そして沢山の絵本に触れ、言葉や歌の遊びも楽しんできました。

そこで、今年のおめでとうの会は、小麦粉粘土やどんぐり、枝、マカロニを使ってケーキを作り、卒園のパーティーをすることになりました。

おうちの方に温かく見守られ、しっかりと素材に向き合い、考えながらケーキを創り上げる子ども達。

「手伝おうか?」のおうちの方の声にも、「自分でやる」と応え、一人一人がケーキの中に自分を表現していく姿がとても印象的でした。


出来上がったケーキを囲み、今度はパーティーごっこ。

コップ、ジュース、フォーク、その一つひとつも、おうちの方を思いながら準備をしてきました。

「これはママの・・・これはパパ・・」と一つ一つを手渡し、自ら作ったケーキを囲みながら「おいしいね」と幸せそうな笑顔で楽しんでいました。


その後は、「やおやのおみせ」の言葉遊びを楽しみ、「あなたのすてきなところはね」の絵本を読んでもらいました。


最後は、ひとりひとりと対話をしながら保育園での日々を振り返り、ルアナの卒園証書でもある、ルアナの職員全員からの「あなたのすてきなところ」がつづられた絵本やおうちの方へのメッセージ、お花のプレゼントがありました。


会が終わり、「3年間はあっという間ですね」と、話してくれたお父さんがいました。

過ぎてしまえばあっという間。

でも、この3年の間にはたくさんのことがありました。

そのたびに「その子にとって大切なこと」を考え、その子が育つ種をまいてきました。

そして、その種におうちの方と一緒に「愛情」という栄養を注ぐことで、子ども達は自らを成長させていきました。

この育ちの芽に花が咲くのはまだまだ先のこと。

でも、この3年でしっかりと「自分創り」をしてきた5人ならば、いつかきっと、その子らしい素敵な花を咲かせることでしょう。

ルアナで出逢ったたくさんの「あそび」を一人ひとりの学びとして、これからも大きくなっていくことを願っています。


卒園おめでとう