土呂のブログ

2024.07.08
子どもの願い

今日はルアナ保育園の七夕の集いでした。

今年の七夕は、歌や笹に触れることや玄関に飾られたお話の変化から、その由来を知ることをねらいとしました。

毎日遊びの中で歌を歌い絵本から、「七夕」「織姫」「彦星」という言葉を知ったAlo(4歳児クラス)とHoi(3歳児クラス)の子ども達。

毎日玄関にやってきては、毎日少しずつ変わるお話を聞いていました。


また、お話の中に出てくる「天の川」も様々なクラスの子ども達が遊びの中で貼り進め、少しずつ七夕の世界が広がり始めました。


そんなある日、Hoiの女の子が「織姫になりたい」と話してくれました。

そのつぶやきからHoiの子ども達は「織姫」と「彦星」となり、担任の先生は「七夕の神様」となりました。


そこから毎日ルアナの織姫と彦星、そして神様は七夕の歌を歌い、すべてのクラスを回り、笹と似た音のする魔法のステッキを振りながら「七夕にな~れ」と園内に魔法をかけ、年下のお友達に「七夕」を伝え続けてくれました。

そして、小さなお友達は「笹と同じ音、サラサラだね」と先生に言葉を添えられサラサラと鳴るその音に気づき


楽しそうに遊ぶ年上のお友達を見て真似をして身体を動かし


「七夕」の歌を一緒に口ずさみその世界に興味を持ち始めました。


そして今日は七夕。

気づけばどの子も魔法のステッキを嬉しそうに持ち玄関に集まってきました。


この日、こども達は七夕の歌を歌いながら魔法を使い、カササギの橋をかけ、このお話を完結させました。


また、給食室にも「七夕にな~れ」と魔法をかけ、給食もおやつも「星」や「天の川」にちなんだメニューと盛り付けを楽しみました。


今年の七夕は、ねらいに添い、年齢に合わせて対話を重ね、保育者一人ひとりがその願いを叶えながら、丁寧に紡ぐことで、一人ひとりが遊びの主人公となりました。

そして、この遊びは園全体へと波及していき、子ども達それぞれが主体となりこの行事を創り楽しんでいました。

また、遊びへの願いが叶い、一人ひとりが主体となったこの集いには幸せが溢れ、多幸感に満ちていたように思います。


今年の笹飾りの短冊は「保育園でやりたいこと・かなえたいこと」をおうちの方と一緒に考え願いを込めました。

今日の一日の話をしながら、自分よりも大きな笹飾りを嬉しそうに持ち帰る子ども達の姿もまた印象的でした。

「ルアナにかかわる全ての人が幸せであるように・・・」これはルアナの願いでもあります。

子ども達の願いもルアナの願いも七夕の神様に届きますように・・・