土呂のブログ

2024.07.23
ケンカはおはなし

Hoi(3歳児クラス)とAlo(4歳児クラス)にカブトムシのオス3匹とメス2匹がやってきました。

子ども達が生き物と一緒に過ごすのは初めてのこと。

子ども達がクラスの仲間としてカブトムシを受け入れ、そして共に過ごすことが出来るようにと、このカブトムシを提供してくださった「ゼロまるさん」に来園頂き、カブトムシについての学びの時間を過ごしました。


どんな木に住んでいるのか、

卵や幼虫そして成虫とその成長の過程を目の当たりに、オスとメスの違いや、触れ方、餌のこと等、画像や実物を見せて頂きながら過ごしました。

実際のカブトムシとの出会いに「なんだろ?」と不思議がる子

「ちょっと怖い」と話す子

「ツノがこっち向いた!」と目を輝かせる子とその心の動きは様々でした。

時間が経つにつれて新しい仲間の存在にくぎ付けになった子ども達。


角を突き合わせる姿に「何でカブトムシはケンカするんだろう?」とつぶやいた子がいました。


ぜろまるさんに「なんでカブトムシはケンカするの?」とすかさず聞く子ども達。

そんな質問にゼロまるさんは「カブトムシのケンカはおはなしだよ」と教えてくれました。

ケンカはおはなし・・・子どもの世界と同じです。

子どもは自分の思いを持つようになり、その思いをぶつけあい、はなして、ケンカをしながらお互いの気持ちに気付き、人とのかかわりを学んでいきます。

そして本当の「仲良し」を知り、「友達」となっていきます。

大人はどんな時でも「仲良く」を求めがちですが、こうしてケンカをしながら本当の「仲良し」と「友達」を学んでいきます。

カブトムシも子どももケンカをしながら友達になっていく。

そんな時間を大切に過ごしていって欲しいと思います。