土呂のブログ

2025.04.14
あの日のこと

今年度もルアナ保育園は、「はじめましての会」から始まりました。

この日は、新入園の17人と進級の子ども達が集い「新しい」仲間・クラス・先生と出逢い「はじめまして!これからよろしくね」と仲間になる日。

大きくなる会を経て、自分が大きくなることや、ルアナに新しい仲間が増えることをみんなで心待ちにしていました。

なかでも、今日のこの日を楽しみにしながら準備を進めてくれたのはHaku組(5歳児クラス)の子ども達でした。

新しく入園する友達の名前を教えてもらい、一人ひとりの名前からその子をイメージして、折り紙のプレゼントを作りはじめました。

また、春の歌を歌いながら、模造紙いっぱいに春色の絵の具を使って遊んだ跡を玄関に飾りました。


そして、春の花から花言葉を教えてもらい、はじめましての会にふさわしい花を選び、ホームセンターに買いに行き、自らの手で植えて「ようこそ」の気持ちを準備しました。


一つひとつの準備が進むにつれて「ありがとう。助かるよ。」と声をかけられるたびに、誇らしげに胸を張るHakuの子ども達。

このはじめましての会の準備をすることで誰かの役に立つことの喜びを知り、少しずつルアナの年長になることに自覚と誇りを持つようになったように思います。


そして迎えた当日、春が近づくにつれ、散歩に行きながら歌った「春が来たんだ」を進級児と一緒に歌ったり、新入園のお友達の紹介をしたり、Haku組からのプレゼントを新入園のお友達にプレゼントしたりして過ごしました。


そして、最後はみんなで「ルアナ保育園へようこそ!」と子ども達が考えた歓迎のポーズと言葉で締めくくられ、はじめましての会を終えました。


はじめましての会が終わり新しい生活がはじまりました。

毎日のあそびの中や、暖かな日差し、時々吹く春風を感じた時、そして入園したばかりで泣いているLiko(0歳児クラス)の友達を目の当たりにして何かを感じた時・・・その時に思い出し口ずさむのは「はるのかぜが~」とあの日に歌ったあの歌でした。


はじめましてと出会った日から数日・・・いつもの遊びの中や初めての生活の中で子ども達がつながり、心の中にあるのはあの日の出来事や歌でした。

これから始まる保育園での経験が、様々なことを感じ、考えるきっかけになったり、その子の遊びを楽しいものにしたり、心と心を繋ぐきっかけとなることを願っています。

進級・入園おめでとうございます。