土呂のブログ
- 学びを重ねる
6月は、さいたま市から派遣される保育相談員による研修を2回行いました。
このうちの1回は、さいたま市の作業療法士の先生に来園して頂き、ルアナ保育園の運動会にあたるMaiKaiDayでも取り入れているサーキット遊びについてのご指導を頂きました。
Liko(0歳児)/Ulu(1歳児)/kai(2歳児)/Hoi(3歳児)の子ども達は、室内で身近な素材を使った様々な感触を感じられる道具を使いながら様々な感覚を感じながら歩く・這う・くぐるなどの動きを経験しました。
またAlo(4歳児)/Haku(5歳児)の子ども達は、園庭に巧技台を使って歩く・またぐ・くぐるなどを遊びの中から経験しました。
その後、子ども達の昼寝の時間を利用して職員が「運動遊びで育つこと」や「ルアナの子ども達の身体の発達」そして秋に行われるMaiKaiDayへの助言を頂きました。
サーキット遊びは子ども達が待つ時間がなく、自分のやりたい動きを何度も繰り返し挑戦することができることが特徴です。
待つ時間がないことや、やってみたいと思う動きに向き合うこと、自分なりに試行錯誤しながらその動きを獲得していくので、より多くの時間、身体を動かしながら達成感を感じられます。また、この時期のこどもの運動遊びは自らの身体を動かしながら、上下・左右・そして斜めという感覚を身体で感じることで空間認知能力やボディーイメージを持てるようになり、いろいろな活動の土台作りとなっていきます。
開園以来、こんなあそびの環境の中で過ごしてきたルアナの子ども達は、自分で考えながら身体を動かしたり、「やってみよう」という気持ちを自ら持ちながら、身体を動かすことを楽しんでいます。
その為、こんな遊びの中でのびのびと身体を動かし遊ぶ姿が多くあります。
ルアナ保育園の保育は、「教えられてできるようになる」ことではなく、「豊かな経験から自らが心を動かし、やってみたいという気持ちが育つこと」を大切にしています。
MaiKaiDayという運動遊びの日のテーマにもなっている「心が動くと身体が動く」・・・こんな遊びの中で育つ子ども達は、心も身体もしなやかに育っていることをこの研修で確認することができました。
これからも、私達職員はこのような研修での学びを重ね、ひとりひとりの心の育みを大切にしながら子どもたちの育つ力を支えていきたいと思います。