土呂のブログ
- ルアナ Maikai Day(あとがき)
Maikai Dayまでの日々、何度となく子ども達と体育館に遊びに行き、その場で遊び、子ども自身が「大丈夫」と安心できるように過ごしてきました。
その一方で、見栄えが良くなる為の「練習」や出来るようになるまでの「運動指導」はぜず、「子どもが身体を動かしたくなる環境(遊び)づくりを試行錯誤し、毎日「楽しいね」と一緒に身体を動かし過ごしてきました。
大人に指導されることがない毎日は、子ども達の「楽しい」と「やりたい」に溢れた毎日でした。
そして、そんな気持ちだけで過ごしたこの運動遊びは、楽しかった記憶となり、この日、ひとり1人のペースで心をほぐし、様々な気持ちと向き合いながら、のびのびと、そしてしなやかに身体を動かすきっかけになりました。
そして、一人一人が自分の意思で遊ぶことを決めるという主体的な姿となっていたように思います。

また、幼児の3クラスは、30人以上の年齢の違う子ども達がその場で友達を誘い、手を繋ぎあい最後までその手を離すことなく「糸車」を成功させました。
この成功の鍵は協調性。
日頃から協調性について、みんなが楽しく過ごす為に「素敵な我慢」が必要だと伝えています。
「成功させたい」と願いながら「楽しい」や「うれしい」という心を寄せ、友達を信じながら、成功させたいと願いそして「素敵な我慢」があったことがこの糸車を成功させたように思います。
そして、この達成感は、誰かと過ごすことの心地よさを実感させ、子ども達は協調性や社会性の土台を学んだように思います。

Maikai Dayでの遊びは、「やりたい」「やりたくない」という気持ちと向き合いながら「どうあそぼうか」「どこであそぼうか」と子ども自身が考え、行動していました。
そこには、自分で決めて行動するという主体性が必要でした。
そして、みんなが楽しく過ごす為の協調性や社会性の学びの時間でもありました。

30年前、幼児教育は組織や大人の指示通りに従えるようにする為に「集団で同じことができるようになること」が大切とされてきました。
しかし、時代と共に、幼児教育について様々な研究が進み、現代は「子ども一人一人の人権を尊重し、その子らしく幸せに生きる力を育むこと」が大切にされています。
その為には、自分で考え、選び、行動する主体性が育つことが大切です。
この力は、乳幼児期に自由なあそびの中で育まれます。
大人に言われて頑張ることよりも、子ども自身が「やってみたい」という気持ちから学んだことの方がずっとその子の力になります。
そして、楽しい遊びの中で生まれた主体性こそが将来、社会の中で生きる為の力になります。
MaiKai Dayは、大人が作った動きや形を披露するイベントではなく、ひとり1人心の育ちを感じる時間でした。
この行事終了後のアンケートでは、保護者の方から「子どもの心の成長を感じられた」という感想がたくさんよせられました。

子ども達はこの日を通して、心も身体もさらにしなやかにそして逞しく成長したように思います。
こうした心の育ちは、非認知的能力と言われ、生涯にわたってその子を支える力です。
ルアナ MaiKai Dayは、ルアナの子ども達一人一人の中にそんな力が確かに芽生えた一日だっように思います。
これからも、様々な遊びを通して、子ども自信が「自分らしく生きる為の主体性」の育みを大切にしていきたいと思います。



