浦和のブログ
- おめでとうの会
3月8日にKai組(2歳児クラス)のおめでとうの会が行われました。
今年度のKai組の4人は、幼いころから様々な素材を使い遊び続けてきました。
特に、Kai組になってからはブロックを手に取ることが多くなり、それぞれが夢中になって遊ぶ時間が増えてきました。
そんな中でも電車にまつわる遊びが大好きでした。
散歩では、駅の向こうの電車公園に行き、散歩の途中で通る浦和駅から聞こえる電車の音に耳を澄ませ、アナウンスの真似をして遊ぶこともありました。
室内では、電車の図鑑を何度も広げてはたくさんの電車を知り、その学びから「電車のうた」を覚え、口ずさむこともありました。
また、マットなどを使い自ら自動改札を作り、長い時間をかけて遊ぶこともありました。
そこで、おめでとう会でのあそびは電車をテーマに行うことになりました。
おめでとうの会への遊びが続く中、「このブロックで線路をつくったら?」と話してくれた子がいました。
その提案からブロックを使ったスタンプ遊びを行い線路を描きました。
ひとりひとりが自分なりの新幹線を描き完成させ、一緒に準備を進め、園内には子ども達と先生達が創った電車の世界が広がっていました。
また、前日には一人一人にLuana版Suicaを渡し、「明日のおめでとうの会はこれを持って保育園にきてね」と伝えました。
いよいよ迎えたおめでとうの会当日。
夢中になったあそびをヒントに作られた自動改札を通って保育室に入ることから「おめでとうの会」ははじまりました。
まず、おうちの方と一緒にブロック遊びをしました。
遊びが進むにつれ、みんながその遊びに夢中になり、ルアナで過ごした日々や遊びの中での育ちを話をしながらその子らしい素敵な作品が完成しました。
その後は作品も披露しました。
その後はいつも歌っていた大好きな「電車のうた」も皆で楽しみました。
続いては、プレゼント授与です。
再び改札を通って入場。
自分の順番を待つのは電車のホームによくある「黄色い線の内側」。
プレゼントをもらうのは電車のホーム。1
番線で絵本、2番線でカードと花束をもらう等、こちらも電車での遊びが続きました。
そして、この遊びの先にはおうちの方が待っていました。
おうちの方からは、お子さんへのメッセージを頂きました。
たくさんの愛情にあふれた温かいメッセージに私達職員も目頭が熱くなりました。
卒園証書のかわりに贈った絵本「あなたのすてきなところはね」には、職員ひとりひとりが思う「素敵なところ」がつづられています。
ルアナ保育園のおめでとうの会はこの「クラス」と「ひとりひとり」がルアナで過ごし、育てた「らしさ」を大切にした行事です。
1年を通じて「電車」をテーマにして様々な遊びを経験したKai組の子ども達。
4人のルアナでの遊びの集大成がこの1日に詰まっていたように思います。
今年度のおめでとうの会も、和やかで温かく、たくさんの笑顔と感動の涙に包まれた、とても素敵な時間でした。
この園で過ごした3年間、たくさんのあそびを経験し、好きなこと、夢中になれること、不思議に思うこと、やってみようと思うこと、やりたくないと思うことと、たくさんの「事」に出会いました。
その積み重ねの中で子どもたちは様々な「人」と一緒に過ごし自らの心と身体を大きく、大きく成長させました。
おうちの方や一緒に過ごす職員、地域の方々のたくさんの愛情に包まれながら元気いっぱい、笑顔いっぱい、優しさいっぱいに過ごして来たKai組の4人。
一人一人が自分に自信を持って、新たな一歩を踏み出して欲しいと願っています。
ご卒園おめでとうございます。