土呂のブログ
- 季節の風景
梅雨明けと共に夏本番がやってきた、7月下旬。
ルアナ保育園では夏まつりが行われました。
七夕から約二週間・・・まだまだ七夕の余韻に浸る子ども達の所にあの神様がやってきて、「夏といえば・・・」と夏にある「花火大会」「お神輿」「夏祭り」など、日本の夏ならではの風景を知り、感じることから始まりました。
そんな夏にちなんだ装飾が玄関には登場し、先生達は「なつはとってもすてきだな~~」と夏の歌を歌い、そして園内には夏祭りを告げるポスターが掲示されることで少しずつ夏を感じ始めたのでした。
「るあなはなびたいかい」では、大きなスクリーンに投影された花火の映像を見ながらその大きな音や色とりどりに輝く花火をみんなで鑑賞してすごしました。

玄関ではお囃子が流れ、給食のワゴンやおもちゃを片づける度に思わず口づさむ「わっしょい!ピッピッ!」という掛け声。
そして神様の乗り物と教えてもらったお神輿の存在は、園内に夏祭りの雰囲気が漂わせていきました。
園内で夏の雰囲気を感じ始めた幼児クラスの子ども達は、「またお神輿担ぎたい!」との声。
「お神輿は神様のいるところ。大切なもの」と教えてもらうと、Alo組(4歳児クラス)とHoi組(3歳児クラス)は、今大切にしている遊びや興味のある事遊びながらお神輿を創りました。


Haku組(5歳児クラス)は図鑑や写真、そしてお神輿の飾りの意味を学びながら話し合いを重ねて本物のようなお神輿を完成させました。



どのクラスも自分達で創りあげたお神輿への想いは格別。毎日のように園内を誇らしげな顔で担ぎながら練り歩きました。



その傍らで「わっしょい」という掛け声とともに聞こえる笛の音を聴くと、乳児クラスは一目散に鳴り物を片手に心を重ねてその雰囲気を楽しんでいました。


そして迎えた夏祭りの日。
登園すると聴こえてくる祭りばやしの音に「今日はお祭りだ!」とワクワクしながら登園してくる子ども達の声に園内が一気に活気づきました。
園内をお神輿を担ぎながら練り歩き、






鳴り物で一体感を感じ、

その後は盆踊り





ヨーヨー屋さんごっこに









給食屋台、







お昼寝明けには園庭でのおやつ屋台と






「るあななつまつり」を1日を通じて満喫しました。
お祭りが終わる頃、年長の女の子が「先生、るあなのお祭りは本当に楽しかった」と伝えに来てくれました。また、ある乳児クラス保護者の方の連絡帳には「持って帰ったヨーヨーでずっと遊び続け、夜も一緒に寝ていて「楽しかったんだな」ということが伝わってきました」とありました。



「るあななつまつり」での遊びはどの遊びもその子が「こうしたい」と自分で考え、動き、参加をして楽しんだ行事。この経験は子ども達を主体的な遊びへと導いてくれたのでした。
日本には四季折々の祭りや行事があります。
そしてその習わしには人々の想いや願いが込められており、子ども達の心と身体を豊かにしてくれるものに満ち溢れています。
こんな思いを知りながら、ひとつひとつの季節の行事を経験することは、将来、自然や人、そして社会と繋がりながら生きていく為の土台作りを学ばせてくれます。
月日は流れ、夏祭りから1週間・・・「神様・・・楽しいお祭りをありがとう。またに会えますように」と願いながら、神様に一番近いところ・・・と、保育園の屋根裏にそれぞれのお神輿は「宮入り」をして子ども達の満足そうな顔と共に「るあななつまつり」は幕を閉じたのでした。







