土呂のブログ

2025.01.22
育つ力

2025年が始まりました。

新年が明け、登園してきた子ども達の最初のあいさつは「あけましておめでとう」でした。

「今年もよろしくね」とあいさつをかわし、早速、遊びがはじまりました。

まずはコマまわし・・・年齢に合わせて様々なコマを手や指先を使いながら遊びました。

また、園庭や公園では凧揚げの経験もしました。


給食には、お正月ならではの献立が登場しました。

7日の七草には、「七草がゆ」。

10日の鏡開きには、「おしるこ」がおやつに提供されました。

それぞれの日には、実際に「七草」に触れ、園に飾られていた鏡もちを各クラスで開き、「おもち」に触れる経験をしながら、この二日に行われる習わしを知りました。


そんなあそびの中で、「本物の凧をあげられるようになりたい」と相談にきてくれたAlo(4歳児クラス)の子がいました。

「本物の凧はどんなもの?」、「どうしたらいいかな?」と考えたり調べたり、何度も話し合いを重ね、ついに本物の凧を手にいれることができました。

彼は凧あげの前日に、おうちで「凧のあげ方」を何度も研究していたとのこと。

その後、公園で、本物の凧あげに挑戦しました。


「本物の凧をあげられるようになりたい」と願い、その願いを叶える為に話し合い、おうちの方とも話したり調べたり、学んだりと毎日を過ごしてきた彼。

広い公園で風を感じながら沢山走り,凧をあげる姿はとても堂々と、そして誇らしげでした。

「本物の凧が欲しい」と願った日から沢山のことを経てきた日々。

彼にとって今日の凧あげは特別なものだったと思います。

季節の行事や遊びを通して新たな「やってみたい」に出会い、「もっとこうしたい」と願い、「やってみよう」と自ら行動する。

そのプロセスの中で子ども達は、心を育て、感性を養い、知識を得て、沢山の学びを重ね自分に自信をつけていきます。

公園からの帰り道に、「凧揚げ楽しかった。また行きたいな」と話してくれたAloの彼。

七草に触れて「だいこん」、「かぶ」という言葉を知ったLiko(0歳児クラス)の彼女。

そして、固いおもちが温めることで、こんなにも伸びることを知り、おもちの虜になったUlu(1歳児クラス)の子ども達。

今年も沢山の遊びを通して、子ども自身が育つ力を支えていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。