土呂のブログ
- 育つ力
2025年が始まりました。
新年が明け、登園してきた子ども達の最初のあいさつは「あけましておめでとう」でした。
「今年もよろしくね」とあいさつをかわし、早速、遊びがはじまりました。
まずはコマまわし・・・年齢に合わせて様々なコマを手や指先を使いながら遊びました。
また、園庭や公園では凧揚げの経験もしました。
給食には、お正月ならではの献立が登場しました。
7日の七草には、「七草がゆ」。
10日の鏡開きには、「おしるこ」がおやつに提供されました。
それぞれの日には、実際に「七草」に触れ、園に飾られていた鏡もちを各クラスで開き、「おもち」に触れる経験をしながら、この二日に行われる習わしを知りました。
そんなあそびの中で、「本物の凧をあげられるようになりたい」と相談にきてくれたAlo(4歳児クラス)の子がいました。
「本物の凧はどんなもの?」、「どうしたらいいかな?」と考えたり調べたり、何度も話し合いを重ね、ついに本物の凧を手にいれることができました。
彼は凧あげの前日に、おうちで「凧のあげ方」を何度も研究していたとのこと。
その後、公園で、本物の凧あげに挑戦しました。
「本物の凧をあげられるようになりたい」と願い、その願いを叶える為に話し合い、おうちの方とも話したり調べたり、学んだりと毎日を過ごしてきた彼。
広い公園で風を感じながら沢山走り,凧をあげる姿はとても堂々と、そして誇らしげでした。
「本物の凧が欲しい」と願った日から沢山のことを経てきた日々。
彼にとって今日の凧あげは特別なものだったと思います。
季節の行事や遊びを通して新たな「やってみたい」に出会い、「もっとこうしたい」と願い、「やってみよう」と自ら行動する。
そのプロセスの中で子ども達は、心を育て、感性を養い、知識を得て、沢山の学びを重ね自分に自信をつけていきます。
公園からの帰り道に、「凧揚げ楽しかった。また行きたいな」と話してくれたAloの彼。
七草に触れて「だいこん」、「かぶ」という言葉を知ったLiko(0歳児クラス)の彼女。
そして、固いおもちが温めることで、こんなにも伸びることを知り、おもちの虜になったUlu(1歳児クラス)の子ども達。
今年も沢山の遊びを通して、子ども自身が育つ力を支えていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。